一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI.)では、日本企業において、2050年ネットゼロに向けた短・中期的な目標設定や計画の具体化がどの程度進んでいるかを明らかにするため、昨年、多排出産業と銀行セクターを対象に移行計画策定状況調査を実施しました。
本調査では、日本の多排出セクターにおける移行計画策定状況の全体像を把握することに重点をおいた前回調査の視点を踏襲しつつ、石油・ガスセクターを対象に、実行計画の履行状況、排出量削減実績、そして事業ポートフォリオや資本配分等の計画が移行計画に整合するものであるかという視点により注目して調査を実施しました。さらに、海外企業と比較をすることで、日本企業の現状や課題を捉えることを試みています。