5/25(月)11:00- 「エネルギー危機を、企業はどう読み解くか―GX・エネルギー安全保障政策と企業経営の接続点を探る―」

 
 
 

中東情勢の急速な緊迫化により、エネルギー安全保障をめぐるリスクが現実のものとなっています。ホルムズ海峡をめぐる緊張の高まりは、原油輸入の不安定化、石油関連産業での減産・値上げ、農業・漁業での燃料高騰を引き起こし、電気・ガス・航空料金のさらなる上昇も見込まれます。

政府が推進するGX(グリーントランスフォーメーション)は、エネルギー安全保障と脱炭素の両立を核心に据えた政策です。2026年度には排出量取引制度(GX-ETS)が本格稼働し、SSBJ基準に基づくサステナビリティ開示の段階的義務化も2027年3月期から始まります。今回の地政学的リスクの顕在化は、むしろ再生可能エネルギーへの移行と供給源の多様化を加速させる根拠を企業・投資家に与えるものとも言えます。一方で、企業経営の観点からは、中期的な不確実性への対応と、GX経済移行債・トランジション・ファイナンスの活用を含む経営戦略・開示の高度化が同時に求められています。

本ラウンドテーブルは、エネルギーの専門家とともに、上場企業の取締役・社外取締役・執行役が集い、政策動向を踏まえながら自社の経営戦略・リスク管理・情報開示のあり方を深く考える場として開催します。



■ 実施概要

開催日:2026年5月25日

時間:11:00–13:00

形式:対面開催(東京駅周辺)

開催場所:トラストシティカンファレンス・丸の内

https://www.tcc-kaigishitsu.com/tcc-m/access.html

東京駅 日本橋口より徒歩1分

対象:上場企業(主にプライム市場)の取締役・社外取締役・チーフ・サステナビリティ・オフィサー等の執行役員

定員:50名 (定員先着順)

参加費:無料 (ランチ付き)

■参加登録・事後配信登録

 

対面参加ではなく、事後配信による視聴を希望される方は下記よりご登録ください:

https://forms.gle/YRV41CbmUMpQGQ6d9

・視聴期限:2週間程度

・配信内容:レクチャーパートのみ。後半の質疑応答は配信なし


※Google formから登録ができない方は、KSI.事務局宛にメールにてお申込みください。

宛先:contact【a】kamakurasustainability.com (【a】を@に変えてご連絡ください)



■タイムスケジュール

10:40 受付開始

11:00 開会挨拶:北川哲雄氏(KSI.共同発起人&特別顧問)(10分)

11:10 基調講演:高田 英樹氏(15分)(GX推進機構 理事 財務・サステナビリティ推進担当)

11:25 専門家レクチャー:大場 紀章氏 (エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所 代表) (50分)

12:15 休憩・昼食配布(5分)

12:20 テーブルディスカッション(20分)

12:40 全体共有・Q&Aセッション(20分)

13:00 閉会

※閉会後、13:30まで自由なネットワーキングの時間を設けます。

■主な論点

  1. リスク認識の構造を問い直す

    今回の事態は「想定外のショック」だったのか、それとも「見えていたのに、見ていなかった」リスクなのか。経営におけるリスク認識と対応の前提を再点検する。

  2. 「一時的ショック」か「構造変化の始まり」か

    経営計画の前提をどう置き直すか。エネルギー価格・調達環境の中期的見通しを踏まえた経営戦略の再設計を考える。

  3. エネルギー調達の「多様化」は本当にできているか

    依存構造を可視化し、自社サプライチェーンの実態を点検する。調達多様化とコスト管理の両立をどう実現するか。

  4. この危機を、GX加速の契機へ

    エネルギー安全保障と脱炭素の両立は、今こそ経営の核心課題となっている。GX経済移行債やトランジション・ファイナンスを活用した投資戦略、2026年度から本格稼働する排出量取引制度への対応、そしてSSBJ基準に基づくサステナビリティ開示において、エネルギーリスクの適切な把握と開示は取締役の重要な責務となっている。政府のGX戦略・移行計画と整合した経営戦略・情報開示をどう構築するか。

注意事項

  • 本イベントはチャタムハウスルールに基づき開催されます。

  • 開催後、イベントの概要を団体ウェブサイトおよび各種メディアにて報告する場合がございます。

■主催 / 後援

  • 主催:一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(KSI.)

  • 後援:金融庁(申請中)、GX推進機構(申請中)


■登壇者

専門家レクチャー:

大場 紀章(おおば のりあき)氏
エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所 代表

1979年生まれ。京都大学理学研究科修士課程修了。同博士課程退学。民間シンクタンク勤務を歴て現職。株式会社JDSCフェロー。専門は、化石燃料供給、エネルギー安全保障、次世代自動車技術、物性物理学。著書に『シェール革命―経済動向から開発・生産・石油化学』(共著、エヌ・ティー・エス)、『コロナ後を襲う世界7大危機 石油・メタル・食糧・気候の危機が世界経済と人類を脅かす』(共著、NextPublishing Authors Press)等

基調講演:

高田 英樹(たかだ ひでき)氏
脱炭素成長型経済構造移行推進機構(GX推進機構)理事(財務・サステナビリティ推進担当)

1972年生まれ。1995年大蔵省(現財務省)入省。主計局・主税局・大臣官房等を歴任。パリOECD環境局上級政策分析官(グリーン・ファイナンス担当)、内閣官房気候変動対策推進室総括参事官、金融庁総合政策局総合政策課長等を経て、2024年6月より現職。東京大学法学部卒、ケンブリッジ大学法律学修士、ロンドン大学(インペリアル・カレッジ・ロンドン)経営学修士。

開会挨拶:

北川哲雄 (きたがわ てつお)氏

青山学院大学名誉教授・東京都立大学特任教授

一般社団法人 鎌倉サステナビリティ研究所(KSI)特別顧問

ESG情報開示研究会代表理事、環境省ESGファイナンスアワード審査委員長

司会進行:

青沼 愛(あおぬま あい)氏

一般社団法人 鎌倉サステナビリティ研究所(KSI)共同発起人&代表理事


過去のラウンドテーブルについて

本シリーズは、サステナビリティを経営の中核に位置づける取締役・経営幹部のための対話の場として継続的に開催しています。前回のレポートはこちらからご覧いただけます。



※Google formから登録ができない方は、KSI.事務局宛にメールにてお申込みください。

宛先:contact【a】kamakurasustainability.com (【a】を@に変えてご連絡ください)