12/2(火)17:30- アジアにおけるサステナビリティ情報開示の現状と事例紹介
一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(Kamakura Sustainability Institute:KSI)は株式会社日本取引所グループの後援をうけ、12月2日(火)17:30から「アジアにおけるサステナビリティ情報開示の現状と事例紹介」を開催します。
日本では、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が2025年3月に「サステナビリティ開示基準(SSBJ基準)」を公表し、金融商品取引法に基づく有価証券報告書における同基準の適用について議論が進んでいます。本セミナーでは、アジア各国を比較しつつ、優良事例を紹介しながら、サステナビリティ情報開示についてどの基準が使われているか、アジアの情報開示トレンドを紹介します。
トピックスとしては、気候変動を超えた生態系サービスや人的資本テーマへの拡大、義務的な保証の実施拡大、XBRL形式によるデジタル報告の台頭などが含まれます。さらに、ダブルマテリアリティの潮流により、企業は財務的影響と社会的影響の両方を評価する必要がある一方、ISSB、CSRD、GRI、TNFDなどの基準間の相互運用性がグローバルでの整合性を促進しています。
前半では、タイから来日中のサシン経営大学院チーフ・インパクト・オフィサーのワースー・シーヴィーバー氏が、アジアのサステナビリティ情報開示の各国比較とトレンドを解説いただきます。後半では、KSIのシニアアドバイザーの赤羽真紀子がインタビュアーを務め、優良事例を比較しながら、どうやって実践に活かすべきか、また、XBRL形式によるデジタル報告により、財務インパクトと社会インパクトを立体的に報告するための課題などについて考察します。
今回はリアルとオンラインのハイブリット開催です。
<こんな方におすすめです>
・企業内で情報開示、サステナビリティに関わる部署の方
・アジアにおけるビジネスの比重が高い企業の情報開示担当の方
・企業の情報開示に関心のある研究機関、非営利団体、アカデミアの方
・サステナビリティ情報開示に関心のある方はどなたでも
<参加方法>
以下のフォームからお申し込みください。
リアル参加:20名 (先着順) :https://forms.gle/41DN39XMhjQpZQ3o8
※当日の会場については、確定後個別にご案内いたします(東京駅周辺で調整中)
オンライン参加:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_rJ6HS64RRU6m1vZnkOsIOA
<概要>
「アジアにおけるサステナビリティ情報開示の現状と事例紹介」
日時:2025年12月2日(火) 17:30 - 18:30
会場:リアルとオンラインのハイブリット配信
定員:リアル参加:20名 (先着順) @東京駅周辺(調整中)
オンライン参加:500名
言語:英語 (逐次通訳がつきます)
参加費:無料(アンケートへのご協力をお願いしております!)
タイムスケジュール:
17:30-17:35 事務局挨拶 (5分)
17:35-18:00 プレゼンテーション (25分)
ワースー・シーヴィーバー氏
18:00-18:20 トークセッション
ワースー・シーヴィーバー氏
KSI.シニアアドバイザー 赤羽真紀子氏(聞き手)
18:20-18:30 Q&A (10分)
18:00 閉会
スピーカー紹介
ワースー・シーヴィーバー氏
サシン経営大学院チーフ・インパクト・オフィサー
主にサステナビリティ、ステークホルダー・エンゲージメント、さらに充足経済原理に取り組んでいる。統計解析を活用し、調査データを実証的に分析する専門家である。サステナビリティ報告のガイドラインおよびシステムに精通している。前職はタイ財務省のプロジェクト・リサーチ・チームの一員として、タイにおけるファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)に向けた戦略的枠組みの策定を手掛けた。「The Corporation of Design @ Work」の共著者でもある。タマサート大学で経営管理学の学士号および財務管理学の修士号を修了(プミポン国王奨学金)
インタビュアー紹介
赤羽真紀子氏
鎌倉サステナビリティ研究所(KSI.)シニアアドバイザー
CSRアジア 日本代表。スターバックス コーヒー ジャパン、セールスフォース・ドットコム、日興アセットマネジメントなどでCSR関連部署の立ち上げの経験があり、環境省、慶応大学、世界銀行、東洋経済新報社をはじめ講演多数。企業のCSR報告書の第三者意見の執筆多数。『ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑』(創元社)監訳。株式会社パイオラックス社外取締役、株式会社UACJ社外取締役、国士舘大学非常勤講師も務める。