3回連続開催:社外取締役向け サステナビリティ・リーダーシップ ラウンドテーブル

 
 

今年10月に「コーポレートガバナンス・コードの改訂に関する有識者会議」が始まり、コードのスリム化/プリンシプル化をめぐる議論が進んでいます。これにより、日本企業の取締役会における実効性強化が一層求められることが予想されます。

KSI.では、2025年2月〜6月社外取締役経験者に取締役会における課題についてヒアリングを実施しました。

その結果、以下のような声が多く寄せられました。

  • 実務に効く深い知識・議論の場が不足している

  • 情報量は多いが選別された質の高いインプットにアクセスしづらい

  • 同職種間で継続的に対話できるネットワークがほしい

  • 財務・非財務の接続が腹落ちしづらい


こうしたニーズに応えるため、KSI.では 少人数・クローズド の「サステナビリティ・リーダーシップ ラウンドテーブル」を開催します。取締役としての期待役割専門家の講義と参加者同士の深いディスカッションを組み合わせ、取締役会での意思決定に直結する“問い”と視点を獲得いただける場を目指します。


■ 開催概要

  • 開催日程:1/19(月), 2/2(月), 2/16(月)

  • 時間:各回 11:00–12:30(90分)

前半 30分:専門家による講義

後半 60分:テーブルディスカッション+Q&A

  • 会場:会員制ラウンジ@赤坂,日本橋 (注:リアル開催のみ)

  • 定員:10名程度

  • 対象:上場(プライム)企業の社外取締役

  • 参加費:1回 15,000円(ランチ付)

■ ラウンドテーブルの特徴

  • 実務に直結する最新知見

  • 選別された高品質な 国内外の動向と事例

  • 10名規模のクローズドな場での 深い対話とネットワーキング

  • “インプットのみで終わらない” 意思決定につながる問いの抽出

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■ 開催テーマ

【第1回】1月19日(月): サステナビリティと企業価値向上の統合:機関投資家の視点から

  • ゲスト:株式会社レクタスパートナーズ 代表取締役(元BlackRock Japan) 藤澤正路氏

  • 内容: 機関投資家が社外取締役に期待する役割を理解し、「企業価値向上とは何か」を投資家の視点から再整理する。

  • 持ち帰るもの: 取締役会で立てるべき主要な問い(判断軸)と、監督に必要な視点。


【第2回】2月2日(月): 気候変動に対する取締役会の役割 

  • ゲスト:一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン 代表理事

竹内 靖典氏

一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン エンゲージメントリード

永嶋 彰代嗣氏

  • 内容: SSBJの開示基準の適用、GX-ETSの導入などにより、気候変動問題への対応がこれまで以上に経営上の大きな課題になってきている中で、取締役会の意思決定に社外取締役がどのように関与すべきかについて、海外の動向を踏まえて概観する。

  • 持ち帰るもの: 取締役会は気候変動にどう向き合うべきか?社外取締役はどのような貢献が求められているか?

【第3回】2月16日(月): サステナビリティ × コーポレートガバナンス・コード 解説

  • ゲスト:上場会社役員ガバナンスフォーラム 首席研究員 藤島裕三氏

  • 内容: コーポレートガバナンス・コードの意義とその実現におけるサステナビリティの役割を俯瞰し、改訂論点も踏まえて、自社の取締役会で求められる役割を深掘りする。

  • 持ち帰るもの: 自社の取締役会で議論すべき独自のサステナビリティ課題を抽出するポイントと、サステナビリティ活動を監督・評価する際における着眼点の示唆。


■ゲスト紹介

【第1回】1月19日(月): サステナビリティと企業価値向上の統合:機関投資家の視点から

株式会社レクタスパートナーズ

代表取締役 藤澤 正路

レクタスパートナーズ代表取締役創業者。企業価値・サステナビリティアドバイザー。同社創業前は資産運用会社 BlackRock Japanにおいて議決権の行使および投資先企業との対話を担当。食料・水産・製紙・ゴム・非鉄金属・サービス・その他製造業・運輸・物流・倉庫セクターを担当し、年100件以上の投資先企業経営層との対話を主導。

BlackRock入社前は外資系コンサルティング会社においてサステナビリティ・コーポレートガバナンス・リスク管理に関するコンサルティングに従事し、大手上場企業や国際団体に対しESG戦略、TCFD対応、人権リスク管理、ERM導入などを支援。北海道大学水産学部卒業。Imperial College London修士(生態学)。

一般社団法人サステナブルコミュニティ アドバイザリーボード。

【第2回】2月2日(月): 気候変動に対する取締役会の役割 

一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン(CAJ)
代表理事 竹内 靖典

2022年9月の設立以来、一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン(CAJ)代表理事。気候変動問題に取り組む非営利団体として、機関投資家と連携して、中長期的な企業価値向上の観点から、主に温暖化ガス高排出セクターの日本企業の脱炭素化を促進。ネットゼロへの移行を一層加速するべく政策提言にも関与。国際会議、セミナー・ウェビナーへの登壇で情報発信。CAJ以前は、38年間にわたり日系・外資系金融機関で国際金融業務を中心に様々な要職を歴任 前スタンダードチャータード銀行在日代表。1984年東京大学法学部卒業。

Website: https://corporateactionjapan.org/   
LinkedIn: Yasunori Takeuchi_LinkedIn

一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン(CAJ)
永嶋 彰代嗣

2025年4月より、一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン(CAJ)に参画。「脱炭素と企業価値向上を両立させる」というミッションのもと、国内外の機関投資家と協働して、特にGHG高排出企業との建設的な対話に取り組んでいる。
三井住友トラストグループにて、三井住友信託銀行執行役員、三井住友トラスト・アセットマネジメント常務執行役員(CIO)を歴任。銀行業務から資産運用業務まで幅広く従事した経験を持つ。コーポレートガバナンス・コード、スチュワードシップ・コードにも精通している。1986年筑波大学情報学類卒、2024年同大学MBA取得

LinkedIn:https://www.linkedin.com/in/akiyoshinagashima/


【第3回】2月16日(月): サステナビリティ × コーポレートガバナンス・コード 解説

上場会社役員ガバナンスフォーラム株式会社 

代表取締役 首席研究員 藤島 裕三

2025年7月より現職。コーポレートガバナンスを中心とした投資家対応を専門とする。日本コーポレートガバナンス研究所(JCGR)理事。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。
株式会社大和総研において、企業調査部シニアアナリスト、経営戦略研究所経営戦略研究部主任研究員、企業経営コンサルティング部副部長シニアコンサルタントを歴任。2014年5月に株式会社EY総合研究所に入社、未来経営研究部長主席研究員に就任。2017年9月に日本シェアホルダーサービス株式会社に入社、研究開発/コンサルティング部およびESG/責任投資リサーチセンターにおいてチーフコンサルタントを歴任。2025年7月より現職。

財務省財政投融資ガバナンス委員会委員(2005・2006年)、経済産業省コーポレートガバナンスの対話の在り方分科会委員(2013-2017年)を歴任。

慶応義塾大学大学院法学研究科修了(法学修士)。慶應義塾大学大学院(2003-2008年)、京都大学大学院(2006-2008年)、早稲田大学大学院(2017年)にて非常勤講師。

『コーポレートガバナンス・マニュアル21世紀日本企業の条件』(中央経済社、第1版2005年1月、第2版2008年1月):共著、『現代の財務経営1 コーポレートファイナンス』(中央経済社、2009年3月):共著、『ガイダンスコーポレートガバナンス』(中央経済社、2009年10月):共著、『Q&A コーポレートガバナンス・コードとスチュワードシップ・コード』(第一法規、2015年10月):共著、『株主と対話する企業〔第2版〕』(商事法務、2025年4月):共著

Website: https://govforum.jp/


主催:一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所

 
 


協力:一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン

 
 

株式会社レクタスパートナーズ

 
 
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